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EXHIBITION

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- Gallery Saoh & Tomos -
GOLDEN SHADOW CAST
三木俊治・原仲裕三 2人展
2006.8.1(火)-10(木) 日曜休み
11:00-19:00 (最終日17:00まで)

 

「行列」を自らのシンボルとして作家活動を続けている三木。広島が
HIROSHIMAとして世界に知られるようになった『原爆炸裂』の瞬間を
起点としたHIROSHIMA TIMEを軸として作家活動を続ける原仲。
かつては東京造形大学の師弟関係にあった二人が、このたび
GOLDEN SHADOW CASTのタイトルを軸に交わるという。
表現形式はかなり懸け離れるように見える二人がどのような作品を
発表するのか興味深い。

 

三木俊治 (1F)
原仲裕三 (BF)

1945年8月6日,午前8時15分,新しい歴史が始まった。
図らずもヒロシマの地よりカウントがスタートした。
ただいまのヒロシマ時刻は○月○日午前○時○分。

新しい時刻は既に地球が太陽を60週回る以上流れている。
ただいまのヒロシマ時刻は○月○日午前○時○分。

原子核分裂によって得られる強大なエネルギーの発見は,
平和・友好の力になると科学者らは歓喜した。
しかし,エネルギーは生きるものに向けられ、その破壊の
ために使用された。□□□によって。
ただいまのヒロシマ時刻は○月○日午前○時○分。

以来その苦しみは世代を超えて引き継がれようとしている。
いや、厳然(or動かしがたい事実)として引き継がれている。
生きることの意味を奪い取るようにして始まった時刻は,
今は、この一秒を生きる私たちのものでもあるはずだ。
ただいまのヒロシマ時刻は○月○日午前○時○分。

私たちひとり一人にとっての「HIROSHIMA TIME」とは何で
あるのか?
ただいまのヒロシマ時刻は○月○日午前○時○分。

今、英知によって刻まれている時刻は,はたして人類に幸せ
をもたらすものなのだろうか?。
ただいまのヒロシマ時刻は○月○日午前○時○分。

原仲裕三

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